6月10日(金)から12日(日)の3日間、第13回 いぶすきフラフェスティバルが開催されました!
指宿は昭和50年代より「アロハのまち」として、温かい雰囲気で観光客の皆様を受け入れしよう、という運動を行っており、毎年4月29日に「アロハ宣言」を実施して、アロハシャツを夏場の制服として着用する取り組みを行っております。
そのような流れもあって、「フラ」のイベントをはじめ、今年で13回目を迎えました。
フラフェスティバルでは、「エキジビション(発表会)」や「街角フラ」、「アロハカクテルパーティー」、そして本場ハワイのクムフラ(フラの先生)を迎えての「ワークショップ」そして、クムフラがジャッジを務める「コンペティション(競技会)」が主な内容として行われております。
それではここで、少し今回大会の模様をご紹介いたします!
エキジビション(発表会)には、252組2140名の方にご参加いただきました。
色鮮やかな衣装で、途切れることのない華やかな演技が2日間にわたり行われます。
フラは女性に限ったものではなく、男性(カネ)の演技もとても素敵で会場内も盛り上がっておりました。
最近では、「カヒコ」と呼ばれる古典フラを披露される教室も多くなりました。
フラのカヒコは、元々神や王族に捧げるために踊られていたものでフラの起源であり、最近では日本でもよく知られるようになってきました。現代フラ(アウアナ)と違って、神に奉納する踊りとして衣装も華々しいものではなく、クム(先生)のイプヘケ(ひょうたん)のリズムとチャント(詠唱)に合わせて真剣な表情で踊ります。男性が踊るカヒコもまたとても格好いいです。
会場内には、多くのハワイアンショップの出店もあり、フラの観覧だけでなくショッピングもお楽しみいただけるようになっております。
続いては「街角フラ」。指宿駅前でフラを披露いただきます。
指宿のまちをもっと盛り上げようと、「IBUSUKI HULA WEEK」も開催されており、街中では一週間、限定のハワイアンメニューや特典がある他、駅前ではビアガーデンも行われました。
最後に、「アロハカクテルパーティー」、そして本場ハワイのクムフラによる「ワークショップ」そして、クムフラがジャッジを務める「コンペティション(競技会)」。
いぶすきフラフェスティバルは、この人物なしに今はありえません。13回連続でお越しいただいているクムフラ エド・コリアーさん。第1回目は「いぶすきフラダンスフェスティバル」(フラは踊りの意味を含むので最近は「フラダンス」ではなく「フラ」と言うのが一般的)として、スタートしたこの大会を、毎回のワークショップやゲストステージを通して育てていただいております。
クムフラ エド・コリアー 紹介ページ
http://www.nishitetsutravel.jp/ibusukihula/program/index.php#judgement
ハワイからのゲストが出演するイベントを紹介する前に、コンペティション前日に行われたクムフラの学校訪問の模様から。エド・コリアーさんの提案で、指宿に暮らす子どもたちにもフラのことを知っていただきたいと行われております。今回は、市内の柳田小学校を訪問し、5・6年生にフラを体験していただきました。
ハワイの音楽の紹介や、クムによるフラの披露
そして、実際に踊っていただく体験もしていただきました。
続いてのご紹介は、「コンペティション(競技会)」。クムフラがジャッジを務めて行われる競技会では、ハイレベルなフラの演技がお楽しみいただけます。そして、感動的な表彰式も同日開催され、現在はいぶすきフラフェスティバルの柱のイベントとなっています。表彰式の前には、ゲストステージも行われました。
次は、「ワークショップ」。本場ハワイのフラをはじめ、ハワイの文化や自然、風土などを、一つの曲目を通して学びます。今回は4名のクムフラによる教室、
クムフラ エド・コリアーさんの教室
クムフラ レイモミ・ホーさん
クムフラ マカ・ヘロッドさん
クムフラ ノエラニ・チャンさん
エド・コリアーさんの娘さんでコンペではタイブレーカーを務めるカメレ・コリアーさんのケイキ(子どもたち)フラの教室、
そして、ミュージシャンのウェイマス・ナケレアヴェ・カマカナさんのウクレレ、と6名を先生により行われました。
それぞれの先生、本当に優しく丁寧に教えていただける他、本場のハワイに触れることができる数少ない機会ですので、ぜひ次回は参加されてみてください。
最後のご紹介となるのが「アロハカクテルパーティー」。土曜日の夜に行われています。こちらの会場にも、ハワイからのゲストの皆さんが参加されます。ゲストステージとは違ったフラや音楽が披露されるほか、参加者が飛び入りでフラを披露するなど盛り上がります。
ゲストとの距離感の近さも、またこのイベントの魅力の一つです。
そして、イベントでは参加者全員で手を繋ぎ、ハワイにとってとても大切なハワイの賛歌『Hawai`i Aloha ハワイ・アロハ』が披露され、クライマックスとなります。
『Hawai`i Aloha』
E Hawai'i e ku 'u One hanau e,
Ku'u home kulaiwi nei,
'Oli no au i na pono lani e,
E Hawai'i aloha e
E hau'oli na 'opio o Hawai'i nei
'Oli e! 'Oli e!
Mai na aheahe makani e pa mai nei
Mau ke aloha, no Hawai'i
【日本語の意味】
おおハワイよ 私の生まれた砂
私の家 私のふるさとよ
私はあなたの神々しく正しいという事を唄います
愛するハワイよ
ハワイの若者よ たのしくあれ
唄え唄え
おだやかな そよ風に包まれている
ハワイを永遠に愛します
来年も、アロハのまち「指宿」でお待ちしております!