鹿児島県の薩摩半島の最南端に位置する標高が924mの火山です。霧島錦江湾国立公園 特別保護地区に指定されており,日本百名山の1つでもあります。円錐形の美しい姿をしていることから別名「薩摩富士」とも呼ばれ,まさに指宿のシンボルと言うにふさわしい美しい山です。開聞岳の登山道は4,668mのらせん状で道幅が狭く,特に頂上付近は岩場・階段・はしごなどがありタフなものになっていますが,険しい道のりを乗り越えた先の頂上から望む大パノラマは圧巻で,霧島・屋久島・鹿児島の観光名所を一度に味わえます。登山道の写真や案内はコチラをご覧ください。
◆開聞岳登山にあたって◆
登山には,往復で約6時間を要します。(平均5時間30分)
岩場や階段,はしごやロープなどを使う場所もあります。十分気を付けてください。
登山道,頂上にはトイレはありません。
◆所要時間◆
登山 | 下山 | |
大人 | 3時間 | 2時間30分 |
子ども | 3時間30分 | 2時間30分 |
高齢者 | 3時間30分 | 3時間 |
◆登山時の服装・持ち物◆
1登山靴が好ましい。なければトレッキングシューズや運動靴。
2動きやすい服装で!長袖・長ズボン・着替え一式
3ザック・ストック・手袋・ライト・タオル・水分(夏場は多めに)・ティッシュなど
◆季節ごとの日没時間◆
季節 | 日没時間の目安 |
春 | 午後6時30分 |
夏 | 午後7時30分 |
秋 | 午後6時 |
冬 | 午後5時30分 |
※5つの注意事項
1所要時間は,登山に慣れた体調の良い方の例です。ご自身の力量に合わせた余裕のある時間設定で登りましょう。
2午前10時以降の入山は控えるよう時間設定を行なってください。
3あらかじめ日没時間を確認のうえ,遅くとも日没の3時間半前には下山を始めてください。
➃天候によっては登山道が暗い場合もありますので,ライトは必ず持参してください。
5天候不良の場合や日没以降は,防災ヘリコプターでの救助ができません。
⚠山岳救助案件発生状況⚠
令和5年度は年間を通じ10件の山岳救助案件が発生しています。
発生日 | 場 所 | 要救助者 | 事故原因 | ||
1 | 4月中旬 | 9合目 | 70代女性 | 9合目付近を下山中に転倒し左手首及び左前胸部を負傷したもの | |
2 | 5月上旬 | 3.5合目付近 | 70代男性 | 3合目付近を下山中に足裏の痛み及び倦怠感により下山できなくなったもの | |
3 | 7月下旬 | 5合目付近 | 40代女性 | 下山中に5合目付近で手足の痺れがあり,自力歩行ができなくなったもの | |
4 | 8月下旬 | 9合目付近 | 20代女性 | 9合目を登山中に転倒し両手の痺れ及び頭部を負傷したもの | |
5 | 9月下旬 | 5合目付近 | 60代女性 | 下山中に5合目付近で両手の痺れ及び吐気があり,自力歩行ができなくなったもの | |
6 | 10月上旬 | 7合目付近 | 50代男性2名 |
50代男性2名で開聞岳を下山中,7合目付近で1名(左半身麻痺の既往あり)に左足の痛みがあり,自力での下山が困難になったもの |
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7 | 10月中旬 | 4合目付近 | 70代男性 | 3名(70代男性,50代男性,50代女性)で開聞岳を下山中,4合目付近で70代男が体力低下により自力での下山が困難になったもの | |
8 | 11月中旬 | 8合目付近 | 70代女性 | 下山中に8合目付近で転倒し,頭部及び左腕を負傷したもの | |
9 | 1月上旬 | 5合目付近 | 80代女性 50代男性 |
親子で開聞岳5合目を下山中に暗くて動けなくなったもの | |
10 | 1月中旬 | 3合目付近 | 40代男性 | 下山中に足を滑らせ,左足を負傷したもの |
基本情報
所在地 | 〒891-0603 鹿児島県指宿市開聞十町 |
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TEL | 0993-32-5566 |
FAX | 0993-32-5568 |
アクセス | JR指宿駅から 車で30分 JR開聞駅から 車で3分/徒歩で20分 |
施設詳細
内容 | ・登山届:かいもん山麓ふれあい公園管理棟入口前設置 ・トイレ:かいもん山麓ふれあい公園管理棟に有 ※登山道内にはトイレはありません。 ・ロッカー:かいもん山麓ふれあい公園管理棟及び指宿市役所開聞支所(開庁時間のみ)に有 |
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駐車場 | 約200台 ※無料(かいもん山麓ふれあい公園内登山道入口駐車場) |
地図
桜スポット